トータル歪みケア学会

MEMBER
吉野敏明 世界2位の歯科医師、医療法人敬誠会理事長
伊藤香緒 表情筋トレーニング考案者
中村K太郎 寝技世界4位、寝技骨格歪みケア対応考案者
オーガナイザー 大澤隆之 医療コンサルタント

会の方針

昨今の問題点として、腰痛・肩こりなどにより整形外科を受診する患者の増加を認める。また、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの手術を行う高齢者も多い。 通常腰痛などで整形外科を訪れると、まずはロキソニンなどの痛みどめの処方からはじまり、場合によってはブロック注射という痛みどの注射をするなどの対症療法をおこなう。しかし、良く考えてみると、これらはあくまで痛みをブロックしているだけに過ぎず、ブロックすることで誤魔化されてはいるものの、決して原因を治しているわけではない。 逆に、痛みがブロックされることで無理することで、状態の悪化を認め、また痛みどめ、増加、痛みどめ内服の頻度が多くなり、しまいには効かなくなり、そして手術をするという経過をたどるのである。これらの痛みの原因の本質はどこにあるのかと考えるに、結局は骨と言うバラバラのパーツを結び付けあるいは支えている結合組織、そして筋肉にあると考えられる。筋肉が弱いと骨を支えられず、骨同士の間隔が狭まり、削れたり、神経を圧迫したりするのだ。また筋肉の左右差があると、骨の解剖学的な位置がずれてしまい、同様の症状が生じる。 だから、必要なことは、
1 筋骨格系の左右差をなくすこと
2 筋骨格系を適切に鍛えること
が本質である ところで、筋骨格系は全身繋がっているのである。例えば、歯並びを矯正で治すと、背中や肩の筋肉が釣るようなことがありする。またパソコンに向かい過ぎなどで目が疲れると、肩がこるというのも現代病でなないか。姿勢が悪く肩こりがおこると次第に背中や腰まで痛くなることもある。だから、筋骨格はトータルで治すことが必要であり、局所療法ではないのでだ。 他方、現在の医療においては局所的な治療が提案されるのみであり、全身療法を提供してくれる医療機関がないのが現実であるそこで我々がこのように提案するに至ったのだ。 また、美容診療の業界でも、部分的に補完したり、整容することで顔の歪みなどを治しているが、そのような一時的な対症療法は年齢とともに、相対的な結合組織が変化すると更なる歪みを生み出すことがあり、歪みとごまかしの繰り返しと言う意味においては、ロキソニンと腰痛と一緒に思われる。本質が同じことなら一緒に提案してもいいのではないかとの考えより、美容関係に関しても言及する。これにより、顔や骨格の歪みだけでなく、ダイエットや立ち居振る舞いの美しさにもつながること、そしてそれがより長期的な答えになるとういことを説明する。