臍帯血とは?

赤ちゃん自身の体の中と臍帯(さいたい)、つまり「へその緒」、胎盤(胎児側)の中を循環している血液のことです。
臍帯血の中には、赤血球、白血球、血小板などの血液細胞と幹細胞が含まれております。

幹細胞とは?

人の体は60兆個の細胞で構成されています。
幹細胞とは、その細胞の「源」となる細胞のことです。
幹細胞の特徴は他の種類の細胞を生み出すことができるということです。

1つの幹細胞は、他の細胞を生み出そうとするときに、2 つの細胞に分裂します。この分裂した細胞のうち片方は幹細胞として維持され、もう片方は他の細胞に変化します。幹細胞は分裂して、「自分自身(幹細胞)」と「他の細胞に変化する細胞」を同時に作っているということです。
つまり幹細胞は、心臓・肝臓・腎臓・筋肉・神経・骨・血液・皮膚などに変化する事が出来るのです。

臍帯血に含まれる幹細胞

臍帯血に含まれる幹細胞には、複数の幹細胞が存在します。
血液のもとになる「造血幹細胞」 神経のもとになる「神経幹細胞」 骨、脂肪、筋肉、皮膚などのもとになる「間葉系幹細胞」など。臍帯血は血液の病気以外にも、さまざまな病気の治療に有効な幹細胞の供給源となる可能性を秘めているといえます。

臍帯血高濃度幹細胞

臍帯血(へその緒)の中には、多くの幹細胞が含まれています。その0歳のフレッシュな幹細胞は未熟なゆえ、投与した時から自分の多能性細胞として安全に自己の体内で増殖します。当学会では、臍帯血から赤血球、血小板を分離し、幹細胞と白血球のみにしたものの利用を推奨します。この臍帯血を高濃度化する過程では、安全チェックを三次元までしながら分離し、より安全性を高めています。臍帯血高濃度幹細胞 50ml以上 = 600万個 の有核細胞は、3-6ヶ月間で、10億個以上(計算値16 - 20億個)に体内で増殖します。移植方法は点滴のみで、約30分でできるので、体への負荷も小さいのが特徴です。

効果・効能

臍帯血高濃度幹細胞を投与すると、ガン、脳卒中、心筋梗塞、アルツハイマー、骨粗しょう症、アンチエイジング(抗老化)など、病気発症リスクの軽減が期待されます。
投与された幹細胞は体内を循環し、修復箇所を見つけると、身体の設計図を取り寄せて、幹細胞自身が傷んだ臓器などを修復再生します。さらに脳下垂体を刺激し、ホルモンバランスを修復して新陳代謝のサイクルを元に戻します。
その幹細胞自らを複製し再生する能力で、皮膚細胞に生まれかわることもできることから究極のアンチエイジングとして注目されております。